当教室では教育効果の確認と、今後の指導方針の検討を目的として、全在籍生を対象とした知能テストを年に1度実施しています。その結果は、お子さま一人一人の発達段階をより客観的に把握するための基礎データとして活用するとともに、お子さまに適した指導方針を保護者の方々と相互確認させていただくために評価面談の際に解説させていただきます。
特に年中児・年長児の皆さんにとっては「小学校受験」を考えるためにも、入学準備のためにも、重要な時期の検査となりますので、ご留意下さいますようお願い申し上げます。
また、知能テスト実施後の評価面談は、お子さまの成長段階や教育方針などについて、保護者の皆様と話し合えるよい機会でもあると考えております。知能テストは、決して順位や得点を競うことが目的ではありません。お気軽にご受検下さいますようお願い申し上げます。
なお、年中児以上のお子さまにつきましては、田中ビネー知能検査X(※注)を併せて実施しています。この検査は、原則として臨床心理士が担当します。二種類の知能検査を組み合わせることによって、より検査精度を高め、別視点からの評価も可能となります。
1.前回の検査から10ヶ月以上が経過し、効果測定の時期となっている在籍生
この1年間の教育成果を確認します。精神年齢(MA)、知能指数(IQ)はもちろん、知研式の検査では「知能領域」・「知能活動タイプ」といった「知能因子別」のIQ値、バランスについて、その変化と現状を前回検査数値と比較して確かめます。
2.最近の途中入室生で、まだ入室時(初回)知能検査を済ませてない新規入室生
今後の教育方針を考える基礎データとして、初回検査は重要です。お早めにご受検下さい。
3.満2歳を過ぎて、初めての検査となる在籍生
今回が初めての検査となるお子さまの場合は、現在の姿=本格的な知能教育前の発達段階を客観的に確認します。なお、まだ二語文が明確でない生徒さんは後日、時機を見て実施します。
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※田中ビネー知能検査X
年中児・年長児・小学生の皆さんには、知研式知能検査と併せて、田中ビネー知能検査Xを実施して、より多面的に精度の高い評価を行います。この検査法による評価は、言語(日本語)能力・表現力・コミュニケーション能力などを、より強く反映する傾向が見られます。お子さまの性格・資質・成育環境によっては知研式検査と異なる数値を示す場合がございます。また、標準値と比較可能な知能偏差値(ISS・標準50)・偏差知能指数(DIQ・標準100)の確認も可能です。 |
ご参考 幼児の知能指数IQ/標準値(平均値) 田中ビネー知能検査X(記録例) |
立命館大学/人間科学研究所 刊行「立命館人間科学研究 No.6」(2003年11月)」
田中ビネー知能検査Vの開発1/1歳級〜13歳級の検査問題を中心として |
田中ビネー知能検査開発の歴史 |
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知能テスト 実施概要(内部生) |
※マンツーマン方式(テスターとお子さま、1対1 ・所用時間:1時間30分程度)
※各設定日のテスト時間など、詳細は個別にお渡ししている日程表をご覧下さい。 |
■テスト中の様子は別室モニターで保護者様にご参観いただけます。
小学校受験をお考えの方には、個人テスト・個人考査・口頭試問の体験・練習になります。宝仙学園小学校様をはじめ、お子様一人での面接となる場合も多く、知能テストの経験は面接練習にもなります。 |
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